便秘に悩む女性は実に50%以上とも言われているほど、便秘はポピュラーなお悩みとも言えますが、中には便秘とは無縁だったにもかかわらず、妊娠したら急に便秘になってしまったという方もいます。
妊娠すると黄体ホルモンの分泌が、妊娠していない時と比べて20倍にもなると言われています。
黄体ホルモンには子宮の収縮を抑える作用があり、それによって流産を防いでいるわけですが、同時に腸の働きも弱めてしまうので、便秘になりやすくなってしまうのです。
無事に出産を終えたのですが、便秘になることが多いです。
どうにかなりませんか?
特に母乳で育児をする方は、便秘が長引く傾向があるようです。
以下で解消法について説明していきますね。
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授乳中の便秘はどうしたらよいか
妊娠していない時であっても便秘の時に薬を使う事には抵抗がある人も多いですが、妊娠していれば尚更、赤ちゃんへの影響を考え、薬には頼りたくないと思う方が増えると思います。
便秘薬には子宮の収縮を促進してしまうような成分が含まれる事が確かに多いので、出来れば飲みたくないというのは当然の事です。
また授乳中であっても、下剤の成分が母乳を介して赤ちゃんに伝わってしまう事で、赤ちゃんが下痢になってしまったという例もあるようなので、出来れば避けた方がよいと思われます。
どうしたらいいですか?
良い方法はないですか?
授乳中でも安心の便秘茶
便秘茶にも下剤成分が含まれているものもあり、不安を感じる方もいるかもしれません。
でももし赤ちゃんに良くない成分が入っているような便秘茶には「妊娠中・授乳中の飲用はお控えください」と注意書きが書かれています。
このような注意書きがあるものに関しては控えた方がいいですが、中にはノンカフェインで妊娠中や授乳中であっても問題がなく刺激が少ない便秘茶もあります。
ただ、あまりにもひどい便秘でしたら、医師の診断を仰ぎ、妊娠中、便秘中でも服用できる薬を処方してもらうようにするといいでしょう。