便秘はよくある身体のトラブルのひとつと捉えがちですが、実際には便秘から様々な体調不良へとつながってしまっているケースが多くなります。その中のひとつが偏頭痛です。
便秘と頭痛には関連性があります。
以下で関連性や対策方法についてご紹介していきますね。
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便秘と偏頭痛の意外な関係性
排泄とは、食事によって摂り入れた栄養を吸収した後、不要となった老廃物や、その他体内から排出すべきものを身体の外に出す、大切な機能です。
ですからその機能に異常があると、身体の中の様々な箇所の不調を感じることにつながってしまう事になります。
一見全く便秘とは関係ないように見える症状が、実は便秘が原因だったという事も良くある事です。
便秘と頭痛とも実は密接な関係があります。
便秘になると偏頭痛が起きるという方も沢山いらっしゃるのです。
偏頭痛の症状
脈打つように頭に痛みを感じる他、めまいや吐き気がしたり、耳鳴りなども伴う事がある、大変つらい症状です。
日本人の中では約800万人の方が偏頭痛の症状があると言われており、そのうち75%は女性のようです。
偏頭痛が起こるタイミングとしては、月経の前の時期に起こりやすく、心身の状態やホルモンの関係を受けやすい頭痛だと考えられています。
偏頭痛と自律神経の関係
一般的には、脳の血管が膨張して痛みの原因物質を生成するためだと考えられています。
脳に限らず、血管の拡張や収縮というのは自分で調整はできない部分です。
ようするに自律神経によって司られている機能という事です。
通常、血管の拡張や収縮は必要な時に必要に応じて行われています。
しかし自律神経が乱れてしまうと、本来必要のない状態であるのもかかわらず、血管が膨張するという状態になってしまうこともあります。
偏頭痛もそういった理由によって引き起こされている可能性もあります。
自律神経の乱れによって起こるもの
消化や排せつと言った機能は、自律神経によって司られているところです。
自律神経の乱れで起こる便秘は、機能性便秘の中の痙攣性便秘と言う種類の便秘です。
自律神経が整えば便秘も偏頭痛も改善
自律神経が乱れる事によって起きる便秘と偏頭痛は、当然自律神経を整えれば改善される可能性が大きいと言えます。
その中でも、運動をいつもの生活に取り入れるという方法は効果的です。
激しい運動を突然するのは逆効果になるので、じんわり気持ちよく汗をかく程度の運動が適当です。
自律神経が原因の便秘に便秘薬は効く?
頭痛を伴うような便秘は、神経性である事が多いので便秘薬や下剤は効果が出ない可能性があります。
便秘薬や下剤などは、腸の機能が低下して便秘になっているケースには効果がありますが、神経性の便秘の場合は、逆に腸の機能が活発になり過ぎている事が原因となっているケースが多い為、効果を期待できないのです。
自分の生活を今一度見直して見る事で、頭痛と便秘の解消を目指しましょう。