膀胱炎と言うのは、比較的ポピュラーな病気で、特に女性はなってしまった事がある方も多いのではないでしょうか。
文字通り膀胱に細菌が入り炎症を起こしてしまう病気ですが、再発する事もあり悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
膀胱炎になる原因はいくつかあり、実は便秘もその1つです。
膀胱炎になる原因の中には便秘もあるんですか?
こちらでは便秘と膀胱炎の関係や、予防法と解消法をお伝えしたいと思います。
参考にどうぞ。
便秘と膀胱炎
便秘
便秘とは、便が出にくくなる症状の事です。
本来毎日排出されるはずの便が、2~3日に一度しか出ない、ひどい場合には1週間や10日出ないという方もいます。
便秘はどちらかと言えば女性の方がなりやすいです。
男性に比べて腹筋が弱いという事も理由の1つです。
年齢は関係ないと言われていますが、高齢になると男性も女性も便秘の方は増える傾向になります。
これはあまり身体を動かさなくなる事や、食べる量が減る事などが影響している可能性があります。
膀胱炎
膀胱炎というのは、膀胱に細菌が入り込み炎症を起こす病気です。
その症状は、排尿痛や残尿感、また頻尿や尿の悪臭などが挙げられます。
性別に関係なく発症しますが、割合としては女性の方が圧倒的に多くなります。
なぜかと言えば、それは身体の構造上の問題です。
女性は男性より尿道が短い為、膀胱に細菌が入りやすいのです。
また尿の出口と肛門が近いため、便の大腸菌が尿道へ入り込みやすいというのも、理由の1つです。
便秘の人は膀胱炎になりやすいと言われる理由
便秘になってしまうと、腸の中に長い時間便が留まります。
そうするとそこでは細菌が通常よりも多く増殖する事になります。
細菌の中でも特に大腸菌が増加し、それが便とともに排出されます。
その大腸菌によって膀胱が炎症を起こしやすくなるのです。
また便秘になると、腸内の環境が悪化して免疫力も低下します。
そのため余計に膀胱炎が発症しやすくなっているとも言えます。
膀胱炎の自己チェックと治療法
膀胱炎の自己チェック
一般的に膀胱炎になると頻尿になります。そして排尿のたびに痛みを感じます。
ですから1日5回以上の排尿があり、その度に痛みがあるようならば膀胱炎を疑いましょう。
また痛みがなくても尿の臭いがきついと感じるような場合は、膀胱炎の可能性があります。
膀胱炎の治療法
膀胱炎になってしまった時には、病院に行って抗生物質を処方してもらうのが、最も有効な治療法と言えます。
内科や婦人科、泌尿器科などで尿検査をすればすぐに膀胱炎かどうかはわかります。
薬局などでも膀胱炎に効くと謳われる薬が販売されている事がありますが、抗生物質ではないので菌を殺すことはできません。
膀胱炎治療の注意点
膀胱炎は処方された薬をしっかりと飲めば、すぐに良くなります。
しかし飲み始めて残尿感や痛みが消えたからと言って、自分の判断で服薬をやめるのはNGです。
出された薬は指示があったように、全て飲み切る必要があります。
良くなったと思っていても、細菌が全ていなくなったわけではないので、薬をやめてしまうとまた細菌が増殖して、再び症状が出て来てしまう事になりかねません。
また膀胱炎になったら腹部を冷やさないようにしましょう。
普段より多めな水分を摂るようにして、トイレにこまめに行くようにして下さい。
便秘の改善方法
便秘を解消して膀胱炎の再発を防ぐ
先程もお話したように、便秘になると便の中の大腸菌の量が増加するため、膀胱炎になりやすくなります。
また便秘の原因がストレスの場合や、逆に便秘が原因でストレスが発生しているような場合には、それによって身体の免疫力が落ちているので、より膀胱炎になりやすいのです。
ですから便秘を解消すれば、便の中の大腸菌も減り、免疫力もアップするので、膀胱炎の予防にもつながるという訳です。
以下で説明しますね。
便秘の解消法
便秘の解消法は様々紹介されていますが、最も手軽で基本的なことは生活習慣と食生活の改善です。
睡眠時間をしっかりとる事や、適度な運動をすることは便秘の解消に直結します。
激しい運動でなくても大丈夫です。
ウォーキングや、腰をひねるなどのストレッチ、また腹筋運動などするだけでも効果は現れます。
また毎日同じ時間にトイレに座るようにする習慣を作るのも効果的です。
食生活の面では、食物繊維を多く食べるようにするというのは有名ですが、水分や適度な油分も必要です。
ダイエットして便秘になったという人は、食べる量が減った事に加えて油分や水分が不足している事がほとんどです。
油分は便の滑りをよくしてスムーズな排便を促しますし、水分は便を柔らかくして排出しやすくしてくれます。
病院の治療や薬で解消
様々な便秘解消法を試しても効果が現れない場合や、便秘が原因で膀胱炎を繰り返しているような場合には、一度病院で診察を受け、便秘解消のための薬を処方してもらうというのも一つの選択肢です。
便秘は長引けば長引くほど、解消するのが難しくなりますので、一度重度の便秘になってしまった時には、病院で医学の力を借りて解消し、その後生活習慣や食生活を見直して便秘を予防するようにしましょう。
膀胱炎の予防法
デリケートゾーンを清潔に保つ
膀胱炎を予防する上で、最も大切なのはデリケートゾーンを清潔に保つという事です。
ウォシュレットの使い方にも注意が必要です。
肛門付近の雑菌が尿道にまで行かないように気を付けてください。
トイレを我慢しない
トイレを我慢すると、膀胱の中で雑菌が繁殖しやすくなります。
尿意を感じたら、可能な限り早めにトイレに行くようにしましょう。
またトイレに行く回数を減らしたいからと、水分を控えるのは逆効果になります。
トイレの回数が減ると、尿が濃くなって、余計に雑菌が繁殖しやすくなります。
身体を温める
身体を冷やすと抵抗力が落ちて膀胱炎になりやすくなります。
冬はもちろん、夏もエアコンの影響で身体が冷えやすくなりますが、服装などに気を付けて特に下腹部は冷やさないようにして下さい。
ストレスを溜めない
ストレスが溜まると、身体の免疫力は低下します。それによって便秘にもなりやすいという悪循環にもなっています。
ストレスをすぐになくすというのは簡単ではありませんが、できるだけ自分なりにストレスを解消する方法を見つけるようにしましょう。
しかし暴飲暴食などの発散方法は胃腸に負担がかかりますし、お勧めはできません。
よくある質問
泌尿器科や婦人科は行きにくいのですが、内科でも大丈夫でしょうか?
ただし、何度も膀胱炎を繰り返すようであれば、何か他の病気である可能性も否定できないので、一度泌尿器科を受診した方がよいと思います。
便秘になると必ず膀胱炎になるのですか?
便秘にならないようにする事は、膀胱炎の予防にもつながります。
男性は膀胱炎になりませんか?
特にストレスがあったり疲れている時は、抵抗力も落ちているので、膀胱炎になりやすいと言えます。
仕事柄トイレに行きづらいのですがどうしたらよいでしょう?
特に冬はお腹にカイロを貼っておくと、冷えを防いでくれます。
抗生物質を飲むとお腹を壊すことがありますか?
ですから医師から整腸剤を一緒に処方された場合には、必ず飲むようにしましょう。
もし薬が出ていない時には、ヨーグルトやオリゴ糖などを自分で摂取して、善玉菌を増やすようにする事も有効です。
まとめ
膀胱炎と便秘の関係や、予防法、それに対処法をお伝えしてまいりましたがいかがでしたか?
便秘も膀胱炎も比較的ポピュラーな症状ではありますが、だからと言って軽く見てはいけません。
便秘や膀胱炎になる原因が、やがてもっと重篤な病の引き金となる事もあります。
ご自分の生活習慣や食生活を見直して、健康的な日々を送れるようにして下さい。