嘔吐を感じる便秘は早期の解消が重要!吐き気を感じたら取るべき行動


便秘になると腹痛になるというのは一般的な症状ですが、吐き気や嘔吐を伴うという方も中にはいます。
実は便秘によって嘔吐や吐き気が起こる場合、もしかすると身体の中に深刻な病が潜んでいる可能性があります。

みか さん
便秘になると吐き気を催すことがあるんですが、便秘と吐き気は関係ありますか?

ちり さん
意外に思うかもしれませんが、便秘と吐き気は関係あります。

こちらでは便秘によって嘔吐や吐き気が起こるケースについて、詳しくご説明したいと思います。

以下を参考にして、原因を特定し早めに対策を取るようにして下さい。

このページの目次

便秘と嘔吐・吐き気の関係

ちり さん
まずは、便秘と嘔吐・吐き気にはどのような関係があるのか解説します。

便秘と嘔吐・吐き気の関係

便秘は腸、嘔吐は胃の問題で引き起こるイメージがありますが、胃と腸はつながっている同じ消化器官ですので、お互いに影響し合います。
そのため腸の調子が悪くなれば、胃も不調になるのです。
便秘で腸に何日間も便が停留していれば、胃もたれや嘔吐や吐き気が起きてしまうこともあります。

便秘による嘔吐・吐き気の原因

ちり さん
なぜ便秘で嘔吐や吐き気が起きるのか、具体的に説明します。

時には重大な病が隠れているケースもありますのでしっかり確認してください。


食べ物が逆流
通常食事で摂ったものは、胃に入り消化しながら腸へ流れて行きます。
しかし便秘で腸が詰まっていると、新しい食べ物が腸へ入らず行き場を失うこと逆流してしまいます。
そして胃は逆流してきた食べ物を外に出そうとし、吐き気や嘔吐が起きてしまいます。
胃炎や胃痛の症状をともなうこともありますし、食欲もなくなり生活にも影響が出てきてしまいます。


腐敗ガス
腸に長い時間便が溜まっていると、それらは腐敗してガスを発生させます。
そのガスが腸を圧迫し、腹痛が起きたりお腹が張ったりするだけでなく、背中や腰が痛くなる事もあります。
さらに腐敗ガスは腸に溜まるだけでなく、腸壁から吸収され血液に混ざり全身を巡ってしまいます。
このガスが脳に届けば頭痛やめまいを引き起こしますし、末梢神経では冷えやむくみ、また肌荒れやニキビなど肌トラブルも起こします。
このような全身に悪影響を及ぼす腐敗ガスは、胃の不調につながる事もあり、それによって嘔吐や吐き気が引き起こされる場合があります。


消化不良
便秘によって腸に溜まった便が腐敗する仕組みには、腸の中の悪玉菌が大きく関係しています。
便の腐敗を進めせて身体に有害なガスが発生させるのは、悪玉菌の仕業です。
腸の中で悪玉菌が優位になっている状態というのは、腸の中の環境が悪化しているという事です。それは自律神経の乱れにもつながります。
自律神経が乱れると消化不良も起きやすく、そのせいで嘔吐や吐き気が起こる事があります。


逆流性食道炎
腸に便が詰まっていることが影響し、逆流性食道炎になってしまう事もあります。
逆流性食道炎とは胃液や食べ物が胃から食道に逆流し、食道に炎症が起きてしまう病気です。
食生活や生活習慣が影響して発症する他、便秘とも関わりが深い病気になります。

便秘による嘔吐や吐き気から考えられる病気

ちり さん
便秘が続いていて、嘔吐や吐き気を感じるようにまでなっているという場合、便秘はかなり悪化していると言ってよいでしょう。

中には他の病気が発症しているケースもありますので、早めの対応が必要です。

考えられる病気

ちり さん
便秘によって嘔吐や吐き気が起こる場合に考えられる病気には、次のようなものがあります。

機能性便秘
ちり さん
まずは便秘の中でもかかる方が多い機能性便秘についてになります。

胃や腸などの機能が低下して起こる一般的な便秘のことを「機能性便秘」と言います。
機能性便秘になる原因は様々ですが、概ね下記のようなものがあります。

  • 水分不足
  • 食物繊維不足
  • 運動不足
  • 環境の変化
  • ストレス
  • 過度のダイエット

機能性便秘では、腸に溜まった便が腐敗してガスが発生し、それが腸から胃まで圧迫する事によって、嘔吐や吐き気を引き起こします。
ガスが全身にめぐる事で、頭痛やめまいなどが起こる事もあります。


器質性便秘
ちり さん
次に器質性便秘についてになります。

腸の病気によって起こる便秘が「器質性便秘」です。
考えられる疾患には次のようなものがあります。

  • 腸の潰瘍
  • 腸閉塞
  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん
  • 腹膜炎

これらの病気は発見や治療が遅れると、命に関わることもあります。
激しい腹痛や発熱とともに、嘔吐や吐き気がある場合には、すぐに医療機関を受診して下さい。
また便に血や粘液が混じるような時など、おかしいと思うような事がある時は、迷わず病院に行きましょう。


ウィルス性胃腸炎
ちり さん
ウイルス性胃腸炎についてです。

ウィルス性胃腸炎でよく知られているのはノロウィルスやロタウィルスです。
これらのウィルスが胃や腸で炎症を起こし、下痢や嘔吐を引き起こします。
そして胃腸炎の後には便秘になりやすくなります。
胃腸炎の影響で腸内の細菌が死滅し、腸の中の環境が整わなくなるためと言われています。


腹膜炎
ちり さん
腹膜炎に関してです。

細菌によって腹膜が炎症を起こすことによって腹膜炎となります。
急性の腹膜炎では便秘の症状の他に、嘔吐や悪寒それに発熱などの症状を伴います。
腹痛の箇所が徐々に広がっていくのも特徴の1つです。
胆のう炎や虫垂炎を併発しているケースが多く、このような症状が出た場合にはすぐに病院に行ってください。


その他に気を付けたい病気
ちり さん
他にも気を付けておきたい病気があるので紹介しておきます。

機能性便秘の場合には、生活習慣や食事に内容を見直すことで改善できる可能性がありますが、一方の器質性便秘の場合には、原因が他の病気にあるわけですから、できるだけ早い段階で医療機関を受診する必要があります。
ここまでにご紹介した病気の他にも、下記のような疾患も考えられます。

ちり さん
潰瘍性大腸炎になります。

近年若い人が発症する事が多くなっている病気であり、国が難病指定している疾患です。
大腸の粘膜に潰瘍ができ炎症を起こします。
原因ははっきりしていません。
症状としては便秘と下痢が繰り返し起こるのが特徴で、血便が出る事もあります。
排便を自分でコントロールできなくなり、常に下痢が来るのではという恐怖がストレスとなって、心の病気につながってしまう方も少なくありません。

ちり さん
子宮筋腫になります。

子宮筋腫は30代から40代の女性に多くなります。
子宮に硬い良性の筋腫ができる病気であり、女性にとってはそれほど珍しい病気ではありません。
しかし筋腫ができる場所によっては、生理の出血量が増えて貧血になったり、子宮のまわりの臓器を圧迫し便秘になる事もあります。
便秘以外にも、不正出血や下腹部痛などが気になる場合には、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

嘔吐・吐き気以外に注意する症状

ちり さん
嘔吐、吐き気以外にも注意する症状はあります。

下記の症状が出たら、早めに診察を受けるようにして下さい。

  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 激しい腹痛
  • 発熱
  • 便意血や粘液が混じる
  • 生理以外の不正出血
  • 頭痛・めまい
  • 動悸・息切れ
  • 便秘になる原因がないのに便秘になる

器質性便秘を放置すると

器質性便秘の症状を放置した場合には、最悪の場合は命に関わる事にもなり兼ねません。
どのような病気でも言えることですが、早期発見早期治療すれば、重篤な状態に進むのを避けることができるケースが多くなります。
特に大腸ガンは近年、女性の死因の第一位です。
便秘と下痢を繰り返す、または血便が出たり残便感があるなどの症状は大腸ガンの特徴です。
初期には症状は出ないため、症状が出た時には病状が進んでしまっている可能性もあります。
そのため定期的な検診を受けることは大切ですが、もし何か気になる症状がある時には迷わずにすぐ病院を受診するようにして下さい。

みか さん
定期的に健康診断を受けることが大切なんですね。

こんな時は病院へ行く

激しい腹痛や発熱を伴う便秘や下痢・嘔吐などがあれば、すぐに医療機関を受診しましょう。
また便秘が長引くような場合も、病院で適切な処置を受けた方が良いでしょう。
2週間以上排便がないというような重度の便秘の場合には、入院が必要になる事もあります。

みか さん
便秘で病院に行く場合は何科に行けばいいですか?

ちり さん
便秘で病院に行く際は、消化器内科や胃腸科を受診するようにしましょう。

大学病院などでは便秘外来を設けているところもありますが、基本的には予約制となっていることが多くなります。
赤ちゃんや子供の場合には小児科を受診してください。
妊婦の方はかかりつけの産婦人科に相談してみてください。

子供や高齢者の便秘による嘔吐・吐き気

小さな子供は自分に起こっている症状をうまく表現して伝えることができませんし、高齢者は抵抗力が弱っていて便秘などの症状が思わぬ事態につながってしまうこともあります。
どちらも症状が悪化する前に、気付いてあげる必要があります。

便秘による嘔吐や吐き気が出やすい人や年代

便秘になりやすい人

ちり さん
便秘によって嘔吐や吐き気を感じやすい人は、腸の中の環境が悪化するような生活を送っている傾向にあります。

具体的には以下のような状態です。

  • 生活習慣が不規則
  • 食生活が乱れている
  • 食物繊維不足
  • 食事は肉類が多い
  • お酒をよく飲む
  • 運動不足
  • ダイエット
  • ストレス

強いストレスを感じている方は胃や腸の不調を抱えやすくなります。
過度なダイエットでは偏った食事になりやすくなり、栄養不足によって身体の機能も低下し腸の働きも弱まります。
食物繊維や水分も不足すれば便が硬くなって便秘の原因になります。
アルコールを多く飲む人は、胃や腸の粘膜が傷つきやすく炎症も起きやすいでしょう。
上記の項目に心当たりのある方は、改善するように心掛けてください。

便秘になりやすい年代

ちり さん
便秘になりやすい年代は子供と高齢者になります。

便秘は様々な年代で起こりますが、注意が必要なのが子供と高齢者です。
症状が悪化する前に適切な治療が必要になります。
便秘に伴って嘔吐や吐き気があるような場合には、早めに病院を受診しましょう。

便秘はなぜ子供に多いのか

子供が便秘になると、発熱や嘔吐・吐き気を伴うことが多くなります。
子供が腹痛を訴える時、その4割は便秘によるものだというデータもあります。
血便などの症状が見られることもあるので慌てがちですが、とにかく気になる症状があればすぐに病院に行きましょう。
食欲がなくて嘔吐を繰り返すような場合にも注意が必要になります。

子供は腸内環境が整っていない
子供は便秘や下痢を繰り返すことが多くなります。
それは腸の中の環境がまだ整っていないという事も原因のひとつです。
そのため食事の内容や、生活習慣の影響を受けやすいのです。
また、学校や幼稚園・保育園などお友達のいるところでトイレに行くのが恥ずかしいと思っている子も多いのも原因です。
排便を我慢する事に慣れてしまって、便意を感じ辛くなり便秘になってしまう事も多いようです。

みか さん
私も小学生の頃はトイレに行くのが恥ずかしかった記憶があります。

排便をチェックする
子供がいつどのくらい排便したかを、忘れずにチェックしておきましょう。
何かあった時の判断材料になりますし、小児科の先生にも伝えられます。
便が出ない状態が続き、お腹が張ったりお腹の左側が痛いと言うような時は、便秘の可能性が高いと言えるでしょう。

高齢者は要注意

高齢者の二人に一人は便秘だと言われていますが、高齢者が便秘とともに嘔吐や吐き気の症状がある場合の原因や注意点をご説明します。

高齢者の便秘の原因
多くの高齢者が悩んでいる便秘は弛緩性便秘です。
これは腸の蠕動運動が弱まっている事に起因します。
蠕動運動とは便を腸から肛門まで運び排出させる動きですが、その力が弱くなり腸の中に便が長く滞在すると、そこで水分を余計に吸収されてしまって便が非常に硬くなり、排出できなくなってしまうのです。
また高齢者は腹筋が弱まっている人も多く、そのせいで便秘になりやすくなります。
さらに高齢になると食事量や水分摂取量が若い時より少なくなりがちで、そのため正常な便を作り出せなくなる事もあります。
薬の副作用によって便秘になる高齢者もいます。

高齢者の便秘で注意する事
65歳以上の人の約8割は「低胃酸」もしくは「無胃酸」であると言われています。
低胃酸は胃酸が少なくなって事で、消化に悪影響が及ぼされます。
低胃酸や無胃酸の高齢者が、ドラッグストアや薬局で市販されている便秘薬を服用すると、思わぬ大きな副作用が現れることがあるため、注意が必要です。
胃痛や腹痛、嘔吐や吐き気などが出ることがあり、特に高齢者が嘔吐すると吐しゃ物が気管につまって窒息する可能性もあります。
また肺に入ってしまえば誤嚥性肺炎になる事もあり、命に関わります。
高齢者の便秘は慢性化しやすいため、一時しのぎの便秘薬を使うのではなく、薬を使うのであれば医師に相談して処方してもらうようにしましょう。

子どもや高齢者の便秘による嘔吐対策

ちり さん
子供や高齢者が便秘による嘔吐を起こした時に、どのように対処すればよいのか解説します。

まずは子供の場合になります。

子供の場合にはまず様子をみて、次の事を確認してみてください。

  • 元気はあるか
  • 便は出ているか
  • 食事は摂れているか
  • 痛いところはないか
  • 吐き気や嘔吐の回数

これらの事をよく観察しメモに取っておき、受診の際には医師に報告してください。
子供が元気であり、食事もいつも通り食べられているようであれば、少し様子を見ても良いでしょう。
しかし激しい腹痛があったり嘔吐を繰り返すなどして、元気もないような場合にはすぐに小児科を受診してください。
赤ちゃんの場合には、ミルクの飲みが悪かったり機嫌が悪くて、お腹が張っているようなケースは便秘の事が多くなります。
一度小児科医を受診し、たまった便を出させてあげましょう。
その後生活習慣や食事の内容を見直し、便秘にならないように気を付けてあげて下さい。


ちり さん
次に高齢者の場合になります。

高齢者は慢性的に便秘な事が多いですが、嘔吐や吐き気を伴う場合には原因をはっきりさせて治療する必要があります。
特に高齢者で心配な事に腸閉塞があります。
便秘状態で激しい腹痛や嘔吐の症状が出る時は要注意ですので、すぐに病院を受診してください。
もし嘔吐したものが気管に詰まっているような場合には、背中をさすってまずは落ち着かせることです。
喉を抑えて苦しんだり、喉をかきむしるような行動がある時は喉に詰まっている可能性があります。
背中から手をまわし、おへその上あたりを突き上げるように圧迫してみて下さい。
肺の空気を一気に吐き出す事で、吐しゃ物も吐き出せるでしょう。
緊急時には迷わず救急車を呼ぶことも必要です。

生活習慣で気を付ける事

生活習慣が乱れると、腸の中の環境はすぐに悪化してしまいます。
特に子供や高齢者は免疫力が低く、色々な病気にもかかりやすいため、規則正しい生活を送る事で免疫力のアップに努めましょう。
十分な睡眠やバランスの取れた食生活、それに水分の補給は便秘の解消にはとても重要なことです。

みか さん
子供、高齢者に限らず、いかに規則正しい生活を送るかが便秘解消には大切なんですね。

便秘による嘔吐のセルフケア

ちり さん
こちらでは便秘によって起こる嘔吐や吐き気を少しでも和らげるためのセルフケアを紹介します。

セルフケアをしても症状が改善しなかったり、悪化するような時には医療機関を受診するようにしましょう。

吐き気は我慢しない

ちり さん
我慢しないで吐き出すようにしましょう。

便秘によって吐き気が起こるという事は、身体が吐くことによって楽になろうとしているサインと言えます。
胃や腸に便や身体に有毒なガスが溜まって、これ以上は溜めておけないという状態になった時に吐き気は起こります。
ですから吐き気が起きたら我慢せずに、吐き出してしまった方が身体は楽になります。
吐き気は我慢しないようにしましょう。

食事は控える

ちり さん
一度、食事をストップしてみましょう。

腸は消化とともに便の排出の役割を担っていますが、その2つを同時にすることはできません。
胃や腸に食べ物がある時には、消化吸収を行うのです。
消化吸収の活動が活発な時には便の排出ができません。
ですから便秘の時には、まず排泄活動を活発に行わせるために、一度食事を控えてみましょう。

ツボ押しとマッサージ

ちり さん
便秘に効くと言われるツボ押しやマッサージをやってみましょう。

腸の働きを活性化させ便秘を解消するのに、ツボとマッサージをご紹介します。
即効性がありますので、ぜひ試してみて下さい。


便秘に効くツボ
便秘に効くと言われている代表的な3つのツボをご紹介します。


  • 天枢(てんすう)

おへその場所から指3本分度外側に行った所にあるツボになります。
お腹がへこむ程度の強さで左右同時にゆっくり押してみて下さい。
身体の力は抜いて、くの字に曲げて行いましょう。


  • 中かん(ちゅうかん)

みぞおちとおへその真ん中辺りにあるツボになります。
仰向けになり、お腹を緩め上下にゆするように押してみましょう。


  • 合谷(ごうこく)

手の甲の側の、人差し指と親指の骨が合わさる場所にあるツボになります。
反対側の親指と人差し指で手を挟むようにして、押します。
押される方の手は力を抜いてリラックスしておきましょう。


便秘の解消に効果的なマッサージ
ここでご紹介するマッサージはガス抜きに効果的です。
腸の中にたまったガスを排出する事で、お腹の張りや圧迫を和らげることが出来ます。
腸に長い時間便が留まることで発生する腐敗ガスが、身体中に悪影響を及ぼしますので、早めに身体の外に出しましょう。
ツボを押す際には腹式呼吸を行います。
鼻から大きく息を吸い、口から息を吐きだすときにツボを押します。
このマッサージは、腸に炎症があったり痛みを感じる方、また妊婦の方は避けて下さい。

  1. 仰向けに寝ます
  2. 膝を曲げます
  3. おへそを中心に順番にツボを押します
  4. 右側の骨盤の上
  5. 右側の肋骨の下
  6. 左側の鋤骨の下
  7. 左側の骨盤の上
  8. おへその下、膀胱の上
  9. これを5回ずつ繰り返します

とにかく便を出す

ちり さん
浣腸を使って便を出すようにしましょう。

便秘によって起こる嘔吐や吐き気を改善するためには、まずは腸の中にたまっている便を排出することです。
便秘で嘔吐や吐き気まで起こるという事は、多くの便が溜まっているという事です。
特に子供は浣腸を使って出させてあげれば、すぐに楽になります。
しかし使い過ぎると身体が慣れてしまうため、使用の際は医師の指示に従うようにして下さい。
激しい腹痛のある人や高齢者は病院に行って受診しましょう。

市販の便秘薬

ちり さん
最終手段にはなりますが、便秘薬を服用してみましょう。

ドラックストアや薬局で市販されている便秘薬の中には、嘔吐や吐き気が悪化してしまうものもあります。
どうしても市販の薬を使いたい時には、嘔吐や吐き気が起こらないマグネシウム系の便秘薬を選ぶようにして下さい。
市販の便秘薬は最終手段と考え、できるだけ食生活や生活習慣を改善して便秘を防ぐようにしてください。

便秘の解消方法

ちり さん
便秘による嘔吐や吐き気を起こさないためには、便秘を解消するのが一番です。

こちらでは便秘の解消方法をいくつかご紹介したいと思います。

便秘の解消に効果がある食べ物

便は食べ物から作られる部分も大きいため、健康的な便の形成には食べた物が大きく影響して来ます。

ちり さん
食物繊維をバランス良く食べるようにしましょう。

便秘の解消には、食物繊維を摂るのが効果的であるというのは有名です。
しかし食物繊維には2種類あり、それをバランスよく食べることが必要なのです。
その一つは水溶性食物繊維で、果物や海藻に多く含まれ水に溶けやすい性質です。
もう一つは水に溶けない不溶性食物繊維で、こちらは根菜や繊維質が多い野菜に多く含まれる成分になります。
これらをバランスよく摂取しましょう。

ちり さん
便秘に効く食べ物を食べるようにしましょう。

便秘の解消に効果がある食べ物には、次のようなものがあります。

  • 乳酸菌を含むもの
  • 発酵食品
  • バナナ
  • プルーン
  • りんご
  • オリーブオイル

この中で特にプルーンは上記の2種類の食物繊維をバランスよく含んでおり、便秘の解消には大変おすすめです。またソルビトールという成分が含まれていて、これは便が硬くなるのを防いでくれます。ただし食べ過ぎるとお腹が緩くなる事があるので、一日5~7個程度を限度としましょう。
バナナは食物繊維が多く、オリゴ糖を含んでいます。
オリゴ糖は腸で善玉菌のエサとなる成分ですので、腸の中の環境が改善されます。
オリーブオイルは排便をスムーズにする、まさに潤滑油の働きをしてくれるので、1日大匙2杯程度を摂取すると効果的です。

水分の摂取

ちり さん
意識して水分を摂るようにしましょう。

水分の摂取不足は便秘の大きな原因のひとつです。
意識して多めに水分を摂るようにしましょう。
人間の身体は8割が水分で成り立っています。
水分が不足すると血液の流れも悪くなり、血管もつまりやすくなります。
水分の摂取する量が減ってしまうと、便は硬くなって排出し辛くなってしまいます。
便秘を解消するための水分の補給には、お茶やコーヒーなどは適していません。
白湯や無糖の炭酸水が効果的と言えます。また硬水も便秘の解消には役立ちます。
1日1.5リットル以上は飲むようにしましょう。
朝起きた時にコップ一杯の白湯を飲む事で、腸が刺激されて自然なお通じが期待できると言われています。

適度な運動

ちり さん
運動をするようにしましょう。

運動不足も便秘の大きな原因です。
腸を支える腹筋の力が弱まると、腸の蠕動運動も弱まる上に、排便時にいきむのが難しくなります。
適度な運動を心掛けて筋力をつけるという事は、便秘解消にも大切な事です。
激しい運動をする必要はなく、軽いウォーキングなどで十分です。
運動することでストレスの発散にもなりますし、心身のバランスを整える効果も期待できます。

生活習慣の改善

ちり さん
生活習慣を改善しましょう。

生活のリズムが乱れて不規則になると、疲れやストレスも溜まりやすくなってしまいます。
食生活も乱れてしまえば、便の状態も悪くなります。
十分な睡眠と、規則正しい生活を心掛けましょう。
アルコールを飲み過ぎると、胃腸に負担が掛かり機能が低下してしまいますので、お酒を飲む時には適量にしましょう。
刺激物や添加物の摂り過ぎもよくありません。
特に子供は正しい生活習慣を身に付けることによって、排便のリズムも整い便秘になりにくくなります。
機能性便秘は日々の生活習慣と食事内容で改善が可能ですので、ぜひ意識してみて下さい。

薬の服用について

ちり さん
薬を飲むほど便秘で困っているなら、まずは病院で診察を受けることをおすすめします。

ドラッグストアや薬局で市販されている便秘薬の使用は、最終手段と考えておきましょう。
自己判断で飲むと症状が悪化してしまうこともあるので、薬はできるだけ医師に処方してもらって飲む方が安全です。
特に便秘で嘔吐や吐き気を伴うようなケースでは、かなり便秘が悪化している可能性がありますので、一度病院を受診したほうが良いでしょう。
また市販の便秘薬を使って便秘を解消しようとすると、腸の中に必要な善玉菌まで一緒に排出させてしまう事もあります。
そうなると腸の中は悪玉菌によって支配され、便秘以外にも身体に悪影響を与える可能性もあります。
便秘は薬で無理やり解消するのではなく、生活習慣や食生活の改善で、身体の機能を回復させることによって予防する事が大切です。

サプリメント・お茶

ちり さん
サプリメントやお茶を試してみてもいいでしょう。

便秘を解消するためには、サプリメントを利用するのも有効な手段になります。
食事だけではなかなか必要量を摂る事が出来ないような栄養素を、サプリメントを飲む事によって、効率よく補う事が出来ます。
市販の薬のような副作用が起きるといった心配もありません。
また便秘を解消するのに効果が期待できるお茶もあります。
即効性はなくても、便秘になりにくい体質に改善していくことができます。

やってはいけない事

ちり さん
症状が長引いているなら自己判断せずに、病院に行くようにしましょう。

便秘によって嘔吐や吐き気が起きている時にやってはいけない事は、自己判断して市販の薬を飲み続けることです。
もしかしたら市販の薬で一時的に症状は治まるかもしれませんが、嘔吐や吐き気の原因が便秘以外にある可能性もあります。
便秘が長引いていたり、嘔吐や吐き気が続くような時には自己判断せずに病院へ行きましょう。

便秘によって起こる嘔吐・吐き気に関するよくある質問

ちり さん
以下は便秘によって起こる嘔吐や吐き気に関するよくある質問になります。

妊娠すると便秘になりやすいのは何故ですか?

みか さん
妊娠すると便秘になりやすいのは何故ですか?

ちり さん
いくつか理由があります。

以下をご確認下さい。

どうしても便秘が解消されないなら、無理をしないで産婦人科に行くようにしましょう。

妊娠した方の約7割が便秘になるというデータがあります。
特に妊娠後期になると多くの方が便秘に悩まされています。
妊娠中の便秘は慢性化する事が多く、出産した後も続いてしまう事もあります。
妊娠中に便秘になりやすい理由は次の通りです。

  • 胎児や子宮が大きくなる事で腸が圧迫される
  • 女性ホルモンの影響で腸の動きが低下する
  • 運動不足
  • つわりによる食欲不振
  • 自律神経の乱れ

妊娠した女性の身体は女性ホルモンの働きで、水分を身体に溜めようとします。
便からも普段より多く水分を吸収するので、便が硬くなり便秘になりやすくなります。
また、流産を防ぐために子宮の収縮を抑えますが、その時腸の蠕動運動も一緒に抑えられてしまうため、便が排出されづらくなります。
さらに排便の際にいきむのが怖く、便秘になりやすいという事もあります。
その他にも運動不足になることも多かったり、つわりで食べ物が思うように摂れない事もあるなど、妊婦が便秘になる原因は沢山あるのです。
妊娠中は安易に薬を使う訳にはいかないので、できるだけ規則正しい生活習慣や食生活で、便秘を予防しましょう。
どうしても改善されないような場合には、掛かりつけの産婦人科の医師に相談し、妊婦でも飲める薬を処方してもらいましょう。

ストレスが便秘の原因になるのは何故ですか?

みか さん
ストレスが便秘の原因になるのは何故ですか?

ちり さん
便秘と自律神経は深い関係があります。

ストレスを感じるとその自律神経が乱れてしまうから便秘を引き起こしてしまいます。

便を排出させようとする腸の蠕動運動は、自律神経の副交感神経が司っています。
身体はストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
それによって腸の蠕動運動の働きも弱まってしまいます。
ストレスが強い場合には、痙攣性便秘になってしまうケースも考えられます。
痙攣性便秘になると便秘と下痢を繰り返すようになります。
また過敏性腸症候群になるのもストレスが原因と言われています。
自律神経のバランスを崩さないためにも、日頃からストレスをためないような生活を心掛けましょう。適度な運動も効果的です。

便秘の時にガスが出て困っていますが対策法はありますか?

みか さん
便秘の時にガスが出て困っていますが対策法はありますか?

ちり さん
上記で説明したガス抜きのマッサージを試してみて下さい。

また、結果的に便秘を解消するのが一番の対策法です。

オナラの約70%は、呼吸や食事の際に飲み込んだ空気が原因になります。
残りの20%は血中のガス、10%が腸の中で発生した腐敗ガスです。
便秘になり、長い時間腸の中に便が滞在すると便の腐敗が進み、身体に有害なガスが増え、それがオナラとして外に出ます。
お腹が張って腸にガスが溜まっていると感じたり、オナラが増えていると思う時には、前の項でご紹介したガス抜きのマッサージを試してみて下さい。
オナラを減らすには、便秘を治すのが一番の解消法です。
野菜中心の食生活を心掛け、便秘の解消に努めて下さい。

どのくらいの期間、便が出なければ便秘ですか?

みか さん
どのくらいの期間、便が出なければ便秘ですか?

ちり さん
出ていない期間よりもスッキリせずに残便感があったり、便の状態が悪く少ししか出ない場合は便秘と言えます。

便が出る回数や量には個人差があります。
もし毎日出ていたとしても少ししか出なくて残便感がありスッキリしていないと感じているのであれば便秘と言えます。
硬いコロコロした便しか出ないような場合も便秘です。
逆に2日に1度であっても、定期的に適量の便が出てスッキリしていれば便秘とは言えないという事です。
ちなみに日本内科学会では、3日以上便が出ない状態を便秘と位置付けています。

子供に便秘と嘔吐の症状がありますが、検査してもどこも悪くありません。

みか さん
子供に便秘と嘔吐の症状がありますが、検査してもどこも悪くありません。

他にどのような事が考えられますか?


ちり さん
メンタル面に問題を抱えているケースが考えられます。

子供の場合、無理なトイレトレーニングなどで辛い思いをすると排便を我慢してしまうようになります。
また学校や幼稚園・保育園などで排便する事を友達にからかわれるなどして、恥ずかしい思いをしてしまうと、それ以降排便がスムーズにできなくなってしまうというケースもあります。
病院を受診して何の異常もないような場合には、そう言ったメンタル面の問題である可能性があります。
無理強いせずに、規則正しい生活を送りバランスの良い食事を摂る事で、自然に排便できるような身体に戻して行きましょう。

まとめ

便秘と嘔吐・吐き気の関係についてご説明してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
便秘から嘔吐や吐き気が起こる場合には、影に思わぬ病気が隠れている事もあります。
激しい腹痛があったり、発熱を伴うような場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
便秘になると、全身に不調が現れてしまいます。
こちらで紹介した便秘解消法を参考にして、ぜひ便秘改善にお役立てください。

便秘に効くレシピ紹介





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