慢性化する便秘の対策方法


みか さん
慢性的な便秘の解消方法について教えてください

ちり さん
はい、わかりました。
それでは慢性化してしまう便秘の原因を最初に理解して、それから解消に向けた対策方法をご説明します。

慢性化する便秘の対策方法について

便秘という症状は、一回なってしまうと、なかなか直りづらい症状であると言えるでしょう。
そして症状が長引いてしまい慢性化してしまうと、重い気持ちで毎日を過ごさなければならなくなってしまうのです。
こういった問題を防ぐためにはどうしたら慢性的な便秘が起こってしまうのかを知っておく必要があります。
ここでは、その原因について紹介していきましょう。

【ケース1】薬を服用することによって引き起こされる便秘

ちり さん
何らかの病気や症状の治療で、普段から薬を飲んでいる方は、その薬の副作用などによって便秘が引き起こされてしまっている場合があります。

もしも便秘になり始めた時期が、薬の服用を始めた時期と被っているようであれば、処方している病院の担当医に相談するようにした方が良いでしょう。
薬というのは、思いもよらない副作用をもたらす場合がありますので、心当たりがある場合は、プロである医師に相談しましょう。

【ケース2】運動不足がもとで起こる便秘

ちり さん
便秘の中でも多いケース、それが運動不足が原因で筋力が低下して起こる『弛緩性の便秘』です。お腹の筋肉や、腸の蠕動運動が不足してしまうことによって思うように便が排出することができないようになってしまいます。

この弛緩性便秘になる方は高齢者が多く、男性よりも女性の方が多く見られる症状です。その他にも痩せている方、寝たきりの生活を送っている方などにも起こりやすい症状です。原因が普段の運動不足ですので、一度発症してしまうと慢性化しやすい便秘の代表であるとも言えます。

【ケース3】腸の異常がもとで起こる便秘

ちり さん
排便というものは、腸が蠕動することによって便が体外に排出されるものです。
そのため腸の動きが不十分となってしまうと排便が難しくなってしまいます。

例えば腸を動かすための神経に不調をきたしてしまったり、神経機能を失ってしまうと、排便を行うこと自体が難しくなってしまい、結果的に便秘となってしまいます。


このケースとなると「先天性巨大結腸症」などの病気が原因の症状となってしまいますので、便秘薬を服用しても改善する事はできません。
治すためには医師による診察、そして治療が必要となりますので、できるだけ早く病院へと行くべきでしょう。

【ケース4】食生活によって引き起こされる便秘

ちり さん
毎日の食生活と排便というのは、切っても切れぬ関係にあると言えます。

便秘に有効な食べ物の成分と言えば「食物繊維」が有名ですが、これも無闇に摂取しすぎたり、適切な方法で摂取していないと、腸内ガス発生のもととなり、結果的に便秘を引き起こす原因ともなり得ます。

【ケース5】病気がもとで起こってしまう便秘

ちり さん
病気などが原因で発生してしまう便秘のことを『症候性便秘』と呼びます。

この症候性便秘の引き金となる主な症状には糖尿病、過敏性腸症候群、大腸ガンなどといったものがあります。そのためこれらの症状に罹っている方は、便秘のリスクにも注意する必要があります。

【ケース6】ダイエットが原因で起こる便秘

ちり さん
女性の方が行う場合が多いダイエットですが、ダイエットもやり方を気をつけなければ便秘になってしまうリスクがあります。

特に気を付けるべきなのが食事制限でしょう。普段摂取する水分や食物の量があまりに少なくなると、排便しにくくなり、腸内に便が溜まってきてしまいます。

【ケース7】ストレスがもとで起こる便秘

ちり さん
便秘はストレスがもとでも起こる症状です。ストレスが原因で起こる便秘を痙攣性便秘と呼びます。

ストレスは人体に大きく影響を与えます。大腸にもストレスは影響し、結果として正常な働きができなくなり、便秘が引き起こされます。
ストレスがもとの便秘は、便秘だけではなく、下痢と便秘の症状が交互に起こってしまう場合もあります。もしもこのような症状となってしまった場合は、迅速な対応が必要とされるでしょう。痙攣性便秘は若い女性に多く見られる症状です。

【ケース8】トイレを我慢することによって起こる便秘

ちり さん
便意があっても少しの場合はトイレを我慢したり、トイレに行きたい状況で我慢し続けるという行動や、習慣をふだんから繰り返していると、なってしまう可能性が高いのが直腸性便秘です。

特に気をつけるべきなのが、普段から便意を我慢しているようなタイプの方です。

根本的に言えば、身体が排便を必要としている状況で、それを無理に抑え込もうとすると、腸の排便をする機能自体が腸にある便に対して反応しなくなってしまったり、正常に機能しなくなっってしまうので、それがもとで慢性の便秘へと進行してしまうことがあります。

みか さん
便秘の慢性化って、多くの原因が考えられるんですね。


以上に説明したように、便秘の慢性化というものは、実に様々な原因で起こってしまうものなのです。

そのため、便秘対策でまず重要なのは、自分の便秘はどのような原因がもとで引き起こされているのかを、しっかりと把握しておく事なのです。
そしてさらに、どうして自分の便秘が慢性化しているのかをハッキリさせることができれば、より改善への道は分かりやすいものとなります。
できるだけスムーズで有効に便秘を改善するためには、専門的な知識を持っている医師、もしくは薬剤師などに相談を行っておくことも大事です。

症状のレベルに合わせた改善方法を行う

みか さん
では、解消に向けた改善方法を教えてください

ちり さん
わかりました。では症状別の改善方法をご説明します。

みか さん
お願いします。

【症状が重い場合】

ちり さん
もしも便秘の症状が便秘薬を使用しなければならないぐらい重く、下剤に頼っているような生活を送っている場合は、大きい意味での生活習慣と薬の改善を行っていく必要があります。

もちろん長期的な治療とはなりますが、徐々に時間をかけて治していくようにしましょう。治療プランは自分で立てずに、専門家である医師に相談をして決めていきましょう。

【症状が中度の場合】

ちり さん
便秘の症状がに日常的になって、慢性化している状況というのは、最も気をつけなければいけない段階であると言えます。

さらに悪化するか改善するかの分かれ目の時期ですので、正しい知識を身につけ、改善に努めると良いでしょう。

【症状が軽い場合】

ちり さん
「最近ちょっと便秘がちかも」と感じ始めた初期の症状の場合は、薬を服用しなくても普段の生活を改めることによって改善できる場合があります。

軽度の初期段階では薬を使用するよりも、生活習慣の見直しから行った方が良いでしょう。

【ダイエット中に便秘になった場合】

ちり さん
ダイエットが原因で便秘になったけど、ダイエットと便秘の改善を同時に行いたい場合は、「健康的なダイエット」に切り替えて、腸のコンディションも活性化させて、同時に体重も落としましょう。

下剤などの薬には頼らずに改善できる場合がほとんどですので、食生活の改善、そして運動などを心掛けると良いでしょう。

便秘を治すための項目を知ろう

ちり さん
慢性化した便秘の症状をそのままにしておくと、ガンなどといった大きな病が進行しているのも見落としてしまうことに繋がります。

そのため便秘は症状に気付いた時点で迅速に治すのがベストです。


みか さん
便秘を軽く考えてはダメなんですね・・・

頻度にもよりますが、基本的に便秘という症状は自然に治すことができる症状です。便秘になったらすぐ薬を飲んで治そうとしてしまう方も多いですが、薬には即効性があるという「良い部分」と副作用を始めとする「悪い部分」を併せ持っているものですので、使わなくて済むなら使わない方が好ましいです。

また、薬任せの排便が習慣化してしまうと、自分の力で排便する力というのが、どんどん無くなってきてしまいます。それだけではなく身体が薬に対する耐性を付け始めますので、徐々に薬が効かなくなってきてしまうのです。

ちり さん
薬は最終手段の助け舟として取っておくのが望ましいです。まず最初は自分自身の力で排便が行えるようになるために、普段の生活の見直しを行ってみると良いでしょう。

みか さん
具体的にどうすれば良いか教えてください。

【項目1】どうして便秘になったのかを知る

ちり さん
一言で便秘とは言っても、その原因には実に数多くのものがあります。
その為、便秘を改善するための第一歩として大事なのは「便秘になった理由」そして「なぜ慢性化しているのか」をしっかりと知っておくことが大事です。

そして便秘という症状の中には、便秘薬が効かないものであったり、寧ろ悪影響を及ぼしてしまうタイプのものもあります。そのため自分はどのようなタイプの症状なのかを把握して、スムーズに治す為の改善方法を模索しましょう。

【項目2】まずは食生活の見直しから

ちり さん
普段の食生活と排便と言うのは、とても密接な関係にあると言えます。つまり食生活の見直しは便秘改善への近道なのです。

もしも自分は便秘かも?と思った場合は、まずは食生活の見直しを行ってみましょう。


便秘を治す為に最初にするべき事は腸内環境を良くする事です。腸内の善玉菌の不足が便秘を引き起こしている原因となっている場合がありますので、善玉菌を増やす為に、できるだけ野菜を摂取する事も、とても大事な事です。それによって腸の動きが活発となり、便をスムーズに排出する事ができるようになります。

また野菜には腸の中をキレイにする働きもあります。野菜に多く含まれている繊維質は腸をキレイにして環境を整えてくれます。そのため野菜はできるだけ多く食べるようにした方が良いでしょう。
便秘の原因の一つに「便の量が少ないため体外に出づらい」という場合もあります。このような状況の方にも繊維質は有効な成分です。
なぜなら繊維質には便のかさを増やして大きくする働きもあるのです。つまり、この働きによって、より排出を促す事ができるのです。

そして野菜以外にも繊維質を摂取する事が出来る食品というのは数多くあります。例えば大豆類、海草類、キノコ、そして玄米などといったものです。これらの食材を普段の食事に加えることによって、バランス良く体内に繊維質を摂り入れることができますので、結果的に慢性的な便秘の改善を行うことができるのです。

【排便に重要な腸の動き】

ちり さん
腸が便を排出する上で重要な働き、それが「蠕動(ぜんどう)運動」です。この蠕動運動が正常に行われなくなることによって、便秘が起こります。

この蠕動運動という言葉は腸が伸び縮みして、食べ物を肛門まで運ぶ働きを指します。芋虫などが這って進む運動も蠕動運動と呼ばれ、腸の動きもそれに類似していることからこう呼ばれています。


この蠕動運動が正常に行われなくなった場合は、冷水を飲んだり、お腹をマッサージすることによって一時的に改善することもあります。

自然に排便ができるようになったり、便秘の症状を改善するためには、この「蠕動運動」がアクティブに行われているかどうかが大事なポイントとなるのです。

そして、腸内の善玉菌を増やすことも、蠕動運動をアクティブにするためには大事な点です。
便秘に対策するには、日常的に腸内環境を整えておいて、腸内の善玉菌を増やしておく事が最適とも言えるでしょう。

【項目3】身体を動かすように心掛ける

ちり さん
普段の運動不足が、便秘の原因となっている場合もあります。
特に腹筋などの筋力がなくなることによって、便は排出しづらくなります。

日常的にある程度歩くようにするなどして、身体に負担をかけないレベルの運動を習慣的にすることで、血行も改善して便秘の改善へと繋がります。


他には腹筋をある程度トレーニングすることによって、排出するための力を高めることができますので、やってみると良いでしょう。

ですが普段運動をしない方が、突然激しい運動を行うと、身体への大きな負担となる場合があります。
そのため最初は30分ぐらい歩くとか、軽めの体操などから行っていくのが望ましいです。

【項目4】腸内の環境を良好にして細菌のバランスを見直す

ちり さん
便秘を改善するために重要な問題の一つが腸内細菌のバランスです。これを整えることによってお通じを良くすることに結びつきます。

人間の腸には善玉菌、そして悪玉菌という2つのタイプの菌が存在しています。文字通り善玉菌は人体にメリットをもたらす菌を指す言葉で、反対に悪玉菌とは病気の原因となる様々な菌を指す言葉で、ガンや腸内炎症などの原因ともなります。
善玉菌と悪玉菌の2つは常に私たちの腸の中に存在しており、互いに活性化するために対立している関係にあるのです。

要するに、腸内にある善玉菌を活性化させる事によって、慢性化している便秘の改善にも繋がりますし、その他の病気を予防することにも繋がってきます。善玉菌を活性化させるためには腸内の環境を良好にして、善玉菌が増えやすい環境を作ることが重要になります。

体内の数ある期間の中でも腸は重要度が高く、腸を健康に保つことによって若々しく、長く人生を生きていくことが出来るとされています。健康で長い人生を送る上でも、便秘は早い段階でしっかりと治しておく事がお薦めです。
そのために腸内細菌のバランスは気を付けておくのが良いでしょう。

■代表的な善玉菌である「ビフィズス菌」

ちり さん
ビフィズス菌は有名な善玉菌であり、昔から人間にとっての頼れるパートナーとも言える働きをし続けてきてくれた優れた菌です。

発ガン性物質を阻んだり、病原菌の感染を防ぐなど、数々のメリットとなる働きを行ってくれています。



その他にも悪玉菌を始めとする病気の原因となる菌の動きをビフィズス菌の分泌物は抑えてくれることが明らかになっています。
つまり人間が健康でい続けるために助けとなる働きをしてくれる菌であると言えるでしょう。

ビフィズス菌は当然、便秘を治すためのサポートも行ってくれる菌です。先述した腸の蠕動運動を活性化させてくれる働きがありますので、自然なお通じをもたらしてくれるのに加えて、悪玉菌を抑える役割も果たしてくれるので腸内にガスや腐敗物などが残るのを抑制し、下痢にもなりにくくしてくれます。またビフィズス菌を始めとする善玉菌が腸の中で多くなれば、根本的に便秘になる事自体を防ぐことができます。

■代表的な悪玉菌である「ウェルシュ菌」

ちり さん
上記のビフィズス菌と正反対とも言える悪玉菌の代表、それがウェルシュ菌です。

体内の栄養素を腐敗物質に変えて肝機能障害を起こしたり、発ガン物質を生み出すといった身体にデメリットをもたらす働きをおこなっている菌です。


腸の中で悪玉菌が増加することによって、このウェルシュ菌がもととなって腸内に有毒なガスが増加します。このガスは血中に溶けて人体の各器官にデメリットをもたらしたり、悪臭を伴う屁が発生したり、お腹が張ったりします。

この悪玉菌が増加する原因として挙げられるのが不規則な生活であったり、食生活の乱れなどです。こういった事を続ける事によって体調が悪化し、ウェルシュ菌の増加へと繋がるのです。他にはカゼをひいた際の体力低下に伴うストレスといった心的な負荷もウェルシュ菌の発生要因となります。

人間は年を取る事によって、ビフィズス菌は減ってウェルシュ菌は増えていく傾向にあるようです。つまり高齢の方こそ、この細菌のバランスについては注意しておく必要があると言えます。

ビフィズス菌はどのように摂り入れるのがベストなのかというと、それ単体で摂り入れるのではなく「オリゴ糖」と同時に摂り入れることです。なぜならオリゴ糖は菌のエサとして優れているからです。つまりビフィズス菌が含まれているヨーグルトにオリゴ糖を入れて摂取する事によって、よりビフィズス菌を活発にさせる取り込み方ができるのです。

【項目5】起きたら毎日コップ一杯の水を飲む

ちり さん
便秘を治すために有効な行動、それは腸に刺激を与えるという事です。

それに有効な方法は毎目覚めた時に冷水を飲むことです。これによって便秘がより直りやすくなります。


この行動は腸への刺激だけではなく、便秘の要因である水分不足をサポートする効果もあります。便の水分が不足して出にくくなるというケースも多いので、朝のみならず、マメに水分を摂取するというのは重要なポイントです。

【項目6】腹部マッサージも有効

ちり さん
内側から刺激を与えるのも有効ですが、外側から刺激することも便秘解消には役立ちます。そのためにお薦めなのが腹部マッサージです。

手のひらで腹部を時計回りに緩やかな動きでマッサージしてみてください。これにより程よい刺激を腸に与え、無理のない排便を促進する効果があるので、ぜひやってみてください。

【項目7】ストレスを溜め込みすぎないようにする

ちり さん
ここまでは身体的な便秘の要因について触れてきましたが、便秘を引き起こすのは身体の原因だけではないです。
ストレスなどを初めとした心的な要因も、お通じが悪くなる大きな原因となっているのです。

身体的な要因は解決方法がハッキリしている場合が多いですが、心的な要因は寧ろ解決方法を探すのが難しくなる場合があります。

ストレスを溜め込まないように生活する事が大事ですが、意識していなくても溜まってきてしまうのがストレスというもの。
その為、自分の中で溜まったストレスを解消するための方法を、ある程度身につけておくのが良いかもしれません。

ここまで紹介した7つの項目が、便秘を治すために有効なポイントとなります。全てを同時に実践するのは難しいかもしれませんが、この7つから出来ることはすぐに初めてみるのが良いでしょう。一つでも多くの項目を実践する事が、よりスムーズに便秘を治す事へと繋がります。

なり初めの便秘と比べて慢性化した便秘というのは、すぐには治らないものです。しかし先述したように便秘というのは、そのままにしておくと多くのリスクをもたらす症状です。また、ここで紹介した項目は、効果の強い薬を使って無理やり便を排出させるよりも断然に健康的で、身体にかける負担も少ないはずです。
そのため、できるだけ早い対策を始めてもらえればと思います。

薬局ではどこでも便秘薬が販売されていますが、便秘薬の力を借りるのは最終段階にした方が良いというのが私の助言です。なぜなら効果の強い薬というのはプラスの面とマイナスの面を必ず併せ持っているからなのです。薬の副作用を考慮すると、まず薬を飲んでしまおう、という考えは避けた方が良いでしょう。

お通じを良くするために最初にするべきなのは、やはり生活習慣を見直す事です。中でも最も重要なのは食生活を改善させることであると言えるでしょう。野菜や海草類、そしてキノコ類といった食物繊維が多く含まれている食材を率先して食べるようにすると良いでしょう。そして先ほど紹介しましたが、ヨーグルトにオリゴ糖を合わせて食べるのも便秘を治すためにベストとも言える取り合わせですので、試して頂ければと思います。
ここで紹介してきたように、毎日のちょっとした習慣の積み重ねによって、便秘は確実に完治させることが可能です。

便秘に効くレシピ紹介





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